キス本れんらくちょう

すてきな三にんぐみの観察記録です。今日はどんなことを頑張っているのかな

おひさまぽかぽかとろけたバター(ねつき)

やあやあやあ、ねつきです。

 

最近がんばったことかー

 

 

深夜の「痛い痛いLINE」に三時ぐらいまで返信してたことかな。

 

我らがギターヒーローことしょぐが顎の激痛で壁叩きつつ泣きながらLINEしてきたので、「どしたどした」ぱなと共に返信していました。

 

いうて3時とか余裕で起きてる時間なので特にがんばってはないんですけどね。しょぐがひたすら辛そうで「かわいそう…」と憐れんでいました。

 

 

あとなんだろ。まあまあがんばったことあるっちゃあるんですが、あんま面白い内容じゃないんだよな…

 

だから今回は最近読んだ本の話します。

いうてまだ三分の一程度しか読めてないけど……

 

今回読んだ本はこちら!じゃじゃん

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「クララとお日さま」

カズオ・イシグロ

土屋政雄

 

なかなか分厚めなハードカバーですね。

特徴的なひまわりと女の子の絵がかわいい〜

 

ノーベル文学賞を取ったとかで、一時期話題になってた本ですね。

「日本名なのに違う人が訳したんだ〜?」とちょっと不思議に思ったんですが、このイシグロさんは5歳の頃からイギリスにいるらしく……そりゃ英語の方が馴染み深いよな〜

 

あらすじとしては、

 

人工親友……つまりはロボットの「わたし」、クララが、病弱な女の子ジョジーの家に買われ、彼女の元で暮らしながらジョジーと共に成長していく…話?なのかな??

 

なんせまだ全部読めてないのでね。。。

 

書き方も訳本のせいか、ちょっと読みづらいところとかありまして。

物語の主体も結構難しめだし、ストーリー展開も重くてなかなか読むのが楽!て感じでは無いです。

なにより環境をつぶさに観察して学習していくロボットが主人公のせいか、情報量が多く思える感じがしました。でもこれは最近真面目な感じの本を読んでなかったせいかもしれん。

訳されたせいなのか、人工親友というロボット独特の目線のせいなのか、ちょっと噛み砕きづらい表現とかもあって……。む、むずかしぃ〜〜〜!!流石はノーベル賞〜〜〜!!!

 

普段の私はノーベル文学賞とか全然興味ないんですが、何故この本はお買い上げしたかというと……

 

この本が出た頃、Detroit Become Human というゲームにちょっとハマってたからですね。

 

Detroit: Become Human Value Selection

 

知ってますか?  Detroit Become Human

 

椅子に座るコナーくん可愛い!!と一時期とても大人気だったゲームなんですが。

 

こちらは遠い未来。人の道具であったアンドロイドが、心を得て人間社会とどう関係を持っていくのか。3人の視点からストーリーを進めるアドベンチャーゲームですね。

プレイヤーの選択や行動がシナリオに大きく係わり、ルートやエンディングも多種多様……らしい、です。

 

主人公はみんなアンドロイドで、始めから心があったり、ストーリーを進めていくうちに心を得たり…

グラフィックもムービーも綺麗でかなり力が入ってて、映画みたいなんですよね。

 

私このゲームを、友人の家に泊まった際ほぼ徹夜で途中までプレイさせられてて

 

ゲーム下手くそな女なので終始半泣きで「どうすりやいいのよぉ〜〜〜」とコントローラーガチャガチャさせてました。

 

彼女の家を去る際には「お前のセーブデータ、ずっと残しておくから、必ず続きやりにまた泊まりに来いよ」というありがたいお言葉を頂きました。

 

まじ?

 

待たなくていいから、好きにゲームやりな??

 

 

そんな訳でデトロイトビカムヒューマン。結構思入れもあるし好きです。未だに「でもまだやり途中だしな…」て気持ちでネタバレ踏めてません。アレどうなんだろうな。ハッピーエンド行けるん??

 

というわけで、「アンドロイドと人間の話!」と聞いて飛びついちゃったんですよね。雰囲気としては表紙とあらすじから何となく勝手に「夏の庭」みたいなのを予想してました。

https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E5%BA%AD%E2%80%95-Friends-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%B9%AF%E6%9C%AC-%E9%A6%99%E6%A8%B9%E5%AE%9F/dp/4101315116

こっちはこっちで名作ですね。

 

でもなんか、予想よりずっと社会と人間関係とか命とか重ための話っぽくて……

少なくとも子どもとロボのハートフル成長ストーリー、て感じではないっぽいですね。

 

でもやっぱ、面白いです。

何が面白いって、視点がアンドロイド目線ってところですね。所々人の基準ではない見方で語りながらも、少しずつ人の価値基準等を得ていくのとか。

クララは鋭い観察眼と深い理解力、そして外への好奇心が強い個体みたいで。

人の機微をつぶさに観察しては行動一つ一つ、発言のひとつひとつに注意を払い相手の心を理解しようとするんですよね。

そして素直に新しいものを学んでは活かしていく。いやほんとに優秀な人工親友だな……。

 

人間の常識を持ちつつも、どこか距離があり感情の起伏が見えづらいのは、主人公のクララが「己は人工親友であり、人では無い」と自覚して動いているからなのかな〜などと思いながら読んでいました。

 

あとなんか、社会のあり方も結構まだ謎なところ多くて。これから分かっていくのかな〜て思うとワクワクします。「向上処置」とか不穏でSFっぽくていいよね。

 

いやー楽しいです。

ちょっとずつ読んでいけたらいいな。

 

それじゃあ今日はこれぐらいで。あでゅー