キス本れんらくちょう

すてきな三にんぐみの観察記録です。今日はどんなことを頑張っているのかな

俺の知ってる中でいちばんのカッコ良さ(ねつき)

 

やほ。ねつきだよ。

 

 

今日はね、最近読み直した本……

 

 

黒ねこサンゴロウの話をするよ。

 

「黒ねこサンゴロウ」−シリーズ | 絵本ナビ

 

みんな知ってるかな?

竹下文子作、鈴木まもる絵

児童図書の黒ねこサンゴロウシリーズ

 

この本に私が出会ったのは、小学生の頃。

家に一巻だけあって、その時は「かっけぇ〜ねこが出てくる本だな」て印象だけだったんだけど。

市民図書館に続きが置いてあるのを見て、お!と思って借りて読みました。

 

 

 

さいこう、でした。

 

 

 

私は性癖をもののけ姫ナウシカツバサクロニクルetc.....で形成した人間なんですけど

 

黒ねこサンゴロウはなんか……

 

「カッコ良さ」というものの定義を、作り上げてくれた気がします。

 

 

まあ図書館にいつもある本なので、わざわざ買わなくてもな〜なんて思ってたんですけど。

 

 

お給料を貰えるようになった頃、なんか

 

 

急に、欲しくなっちゃったんですよね。

 

 

て訳で買いました。全巻セット。10冊で13250円。

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いやぁ〜……絵、最高に可愛いね……。

この絵がめちゃ好きで、BOXで買えたことほんとに嬉しかったです。マジで宝物……ておもってる。

 

ちなみに、この本は主人公を変えての続編シリーズが出ててね。例に漏れずそのシリーズも一巻だけ持ってたんですけど……。

 

最近読み返してたら、なんか……

 

ぜんぶ、欲しくなっちゃって。

 

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はい。

 

買いました。5冊合わせて5500円。 

 

こっちは新装版になってて、表紙も変わったし、最初から持ってたやつよりちょっと小さくなってた。

どっちも好きだけど、新しい方はサンゴロウも表紙にいるのでそれも含めて嬉しいですね。

 

これもいいよねぇ〜

 

すき。

 

 

 

 

 

さて。

 

肝心の本の内容だけど……。

 

 

 

まずサンゴロウシリーズ1巻目。

「旅のはじまり」は、語り手は普通の(?)小学生男子、ケンくん。人間が主人公だし、舞台は普通に現代日本。一人旅がすきなケンくんは、ひとり特急列車マリン3号に乗って、遠くの沿岸に長期出張中の父に逢いに行くところ。

 

そこで、隣の席に座ったのが黒ねこのサンゴロウだったわけです。

 

アイェエ!?ネコ!?ネコなんで!?とはなるけど、車掌さんが普通に切符切ってたので、「こんとあきみたいな世界線か……?」と思い納得。

こんとあき|福音館書店

(いちおう貼っとくね)

 

 

 

何となく話して、意気投合したふたり。そこでサンゴロウが自身の旅の目的、「うみねこ族の宝探し」をはなし、「一緒に行くかい?」と誘うわけです。

 

そんなん……ついて行かねぇ男子いるか!?

 

そしてふたりは連れ立って列車をおり、うみねこ族の宝を探すわけ、なんですが……。

 

この話はなんというか、児童書によくある「ひと夏の冒険」って感じで、正直そこまで目新しい感じでもないんですよね。

ただ「うみねこ族の宝」とか、サンゴロウの余裕たっぷりなところとか、はらはらドキドキする旅の行程とか、普通にワクワクして面白い!て感じです。

 

 

 

問題はここから先の話なんですけど……

 

2巻「キララの海」は、サンゴロウ目線。舞台の始まりはねこ族が一般的な世界の島、うみねこ島です。

サンゴロウはそこの船乗りとして登場します。

 

 

は?

 

 

え???

 

 

いきなりハイファンタジーになっちゃったんだけど……!?

 

 

ちょっと混乱しつつ読み続けると、サンゴロウが3年前にこの島にやってきたこととか、記憶をなくしてること(これはもしかしたら他の巻で出てきたかも)とか、酷い状態で島の病院にやっかいになってたこととかが分かります。

 

 

えっ……。

 

 

ケンと別れたあと、サンゴロウに何が……??

 

 

というわけで、 これから先。サンゴロウシリーズはサンゴロウの旅を描きながら、というか、サンゴロウが巻き込まれた事件を描きながら、「あの時サンゴロウに何があったのか」「サンゴロウって何者なのか」をゆっくりゆっくり明かしていくんですね。

 

まあ、これだけ書くと「ふーん?」て感じなんですけど……。

 

 

このねこ、マージでかっこいいんですよ……。

 

 

2巻、サンゴロウは友達の医者、ナギヒコにキララの海という危険な海域へ薬の材料を取りに行ってくれないかと頼まれるんです。

特殊な伝染病が出始めたけど、病院の不手際で薬の大半が古く、使えなくなってしまっていた……。

何とか助けて欲しい、てね。

 

当然サンゴロウは顔を顰めます。

そんな危ないところ行きたくは無いし、薬がないなんて大事なこと、早く発表するべきだ、と。

 

でも……

 

 

行くんですよ、この男は。

 

 

「ナギヒコ。お前がおろおろしてるところを、おれは見ていられない」てね。

 

 

ふーん……

 

カッコイイ、じゃん……

 

 

 

3巻の「やまねこ島」は、今度はサンゴロウがナギヒコを巻き込む形で。

「往診を頼む。場所は言えない」と言って、ナギヒコをとある小さい島に連れていくんですね。

そこには、外界と一切関わりを持たない部族が住んでいて、しかも今、伝染病が流行ってて……

 

前巻では頼りなさばかり目立ったナギヒコくんの、医者としての活躍がみれてかなりいいです。

あと枕の下にナイフを隠したり部族の長と物怖じせず対等に交渉するサンゴロウがはためたにかっこいい。サンゴロウの目は基本みどり色なんですけど、ゆっくりブルーに変わっていく場面があって。

 

ね、猫……イケ猫……

 

て、なります。

 

 

こんな感じで、サンゴロウのかっこよさと世界観の面白さがいっぱいに詰まっててオススメです。1冊読み終わるのに1時間もかからないよ!いまなら電子書籍もある!!

本当は4巻以降の話もしたいけどそろそろ眠いので続きは今度ね。次はイカマルが最高にかわいい話をします。

じゃあおやすみ〜