キス本れんらくちょう

すてきな三にんぐみの観察記録です。今日はどんなことを頑張っているのかな

猫の尿路結石

 

このはが死んだら私も死ぬって決めてるんだ…………………………………………

 

おしっこがね…キラキラしてて…これは完全に…結石だョ………

 

今日夜勤で…明日明けで…明けの日に病院行ってきます…

 

私…尿路結石の猫は初めてなの…だから…治療の仕方とか…全然分かんなくて…不安で…

 

軽度ならエサを変えることで治るらしいけど…でも、エサを変えるって、そんなに簡単なことじゃないよね? 猫はグルメだもん…一度コレって決めたらそれしか食べないようなヤツなんだよ? エサを変えるって…そんな繊細な管理、私自信ないよ…

 

それにエサを変えるのに悪戦苦闘している間に症状がどんどん進んじゃってたらどうするの? 猫がエサを変えるのに慣れるまでは1〜2週間かかるみたいじゃん 大丈夫なわけ?

 

何も分からなくて怖い…

 

どうして、何もないことが一番幸せってブログに書いたその翌日にこんなことになるんだよ…

 

辛いよ…とにかく不安でしょうがないよ…

誰か助けて… 夜勤も結局2時間の休憩時間一睡も仮眠取れなかった 不安すぎて…

 

何か、このはのためになることをしていないと不安で仕方がないよ

 

…明日、少しでも早く帰れるようにもう施設の洗濯物でも畳んでくるよ… 薬ももう、作らなきゃ… 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【明け】

1. 病院へ行く

2. 水分を取るように言われる。命に関わることはないと言われる。

3. 帰宅後、安堵して寝る。猫を外に出す。

 

【明け夜】

1. 猫帰宅。飼い主起床。ボーっとしながら過ごす。

 

2. 猫、トイレをする。

 

3. 血尿。

 

4. 血尿??????m?っっm?????っm?m???っm????????????っっm??????m?っm?っm

 

5. マズくない??っっm???m????????????????????????

 

6. F1レーサーもビックリのドラテクで近所のスーパーへ向かい、ささみを購入。

7. ネットで猫の1日分の必要な水分量を調べる。おおよそ264ccと知る

8. 多い───

9. 恐らく半年以上稼働させていないガスコンロにおおよそ264ccの水とささみをぶちこんだ鍋をかけて煮る

 

10. 猫の前にささみのだし汁を置く。食べない。

 

11. 猫が外に出たいとにゃあにゃあと寝起きのアラームばりにやかましい音量で鳴きまくり、出入り口となっている窓のガラスに両足をかけて二足で立ち上がったりカーテンの裾あたりをうろうろする。

12. その後を追いかけたり小皿にいろいろなものを混ぜながらなんとかして口してもらうよう。

 

13. 全然食べない

 

14. 小皿にささみの茹で汁を入れ、そこにちゃおちゅーるを入れる

 

15. 食べる

16. 飼い主が感動で吐く

 

17. ちゃおちゅーるを舐めている傍ら、スプーンでだし汁を掬いちゅーるの入っている小皿にひたすら追加する ちゅーるついでに飲んでくれる

18. 猫がピアノの下に移動する。その後をついていき、小皿を置いて同様の行為を続ける。

19. 猫、押し入れに移動してこたつ布団の上でリラックスする。

20. こたつ布団のふかふかした不安定な場所に小皿を置いてちゅーるとだし汁を浮かべる 汁が溢れてこたつ布団に染み込む

 

21. 猫、食いつく 

22. 感動で飼い主が引き付けを起こす

 

23. しばらく20.を続けていると猫が一度こちらに視線を寄越し、軽蔑の表情を浮かべ押入れの奥へ入り込む

 

24. 飼い猫の冷たい目線に傷つきながら友人へ通話やラインなどして己のメンタルケアに努める

25. 猫、押し入れからタンスの上へ移動する

26. タンスの上は布などを何も敷いていないため、さぞかし硬かろうと思った飼い主がブランケットを引いてやる

 

27. ストーブの上や電子ピアノの下、敷布団の傍らや熱を保ったホットカーペットの表面など、部屋中に絞り出されたちゅーるの長細いパッケージが散乱しているのを無視して、ときどきタンス上の猫を撫でながら布団へ入る

28. なんとなくピクシブでとうらぶの二次創作を漁り、読書で焦りから逃避できることを知る

 

【深夜】

1. ピクシブで2時まで逃避を続ける

2. 猫が起き、タンスから降りてくる

 

3. ド深夜のアパートで外に出せニャティバルが開催される

 

4. 猫、トイレへ

 

5. 結晶混じりの薄まった血尿

 

6. 夜に飲ませた水分が全て出てしまったのではないかと思い不安に駆られ深夜2:30頃ささみを茹でる

 

7. 日中、獣医さんから聞いた「とにかく水分を摂ろう。水分を摂ってもらえるよう、いろいろ工夫をしてみましょう。ご飯をウェットに変えれば済む話なんだけど、なかなかそう上手くはいかないだろうから。この子の好きなものを見つけていく、っていう 楽 し い 気 持 ち で ゆ っ く り 向 き 合 っ て い け ば い い と 思 う よ 」という言葉が脳内でリフレインする

 

8. 血尿

 

9. ささみのだし汁を飲ませる

10. 拒否

11. ニャスティバル 続行

12. ニャスの開催条件が「夕方早めに帰宅して欲求不満であるため」なのか「トイレに行きたいから」なのか分からず、後者であった場合の猫の苦痛はいかほどのものか無駄に想像し焦る

13. 猫、玄関へ移動しドアノブへ飛び上がりしがみつく

 

14. 好物である市販のスープにだし汁を混ぜて差し出す

15. 拒否

 

16. 風呂場へ移動し鳴く

17. 諦めず風呂場で皿を差し出す

18. 拒否

 

19. 猫、トイレへ移動

20. 尿の色を確認するため排泄が終わるのを待つ

21. 便

 

22. ここに来て便!!!!!!!!!!!!んn!!!!n!!!!ん!!!!!!!!!!!ん!!!!んn!!!!ん!!しかしうんちが出るのも良いこと!!!ん!!!!!!!んn!!!!!!n!!!!!!!!!安堵と激怒を愛情で混ぜた感情をミックスジュースにするため脱衣場で踊る

23. 血尿

24. 血尿もちゃんと出るんだ

 

23. 一般総合食と合わせて提供するなら1日4本までという説明文を見ないふりしながら5本目のちゅーるをだし汁の上に浮かべる

 

24. 食べる

25. 感動で飼い主の目眩が激しくなる

 

26. 猫、飽きて食をやめ、押し入れのこたつ布団へ座る

 

27. しつこくささみ汁ちゅーるを差し出す 少し食う

 

28. 猫、奥へ移動

 

29. 諦めずに押入れの奥手を伸ばし、猫の目前へささみ汁ちゅーるを置く

30. 感動で意識が遠くなる

31. 更に奥へ移動する

32. 負けるものかと押し入れの扉を反対へずらして差し出そうとするがちゅーるが既に空っぽである

33. そのへんに落ちていたちゅーるのチキン味がまだ残っていたため、それを皿に追加して差し出す

 

34. 食べる

35. 感動で眠くなってくる

36. 押し入れがささみのいい匂いがする茹で汁びしゃびしゃになる

37. 4時就寝 

 

【朝】

1. 8:00起床。9:00頃に排尿。適量の普通色

 

 

 

 

 

 

適量の普通色!?!?!?!?!?!?!?!?!mんmんmんmんm!?!?!?!?!?

 

一晩で血尿が完治?????????!?!!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

 

そんなことある!?n?!?

 

 

 

ここまでの経緯を朝、獣医さんに報告すると私とおんなじ反応をしていました

 


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私の手書きのメモを丁寧にペンで追いながら声に出して読んでもろて

 

「血尿だったのね…少量ね…うんうん…ささみとちゅーるでね…うん…飼い主のメンタルケア(笑)…そっかそっか… 深夜1時〜4時かー、頑張ったね…血尿、少量、血尿、少量…排便もしたんだね…うんうん…

 

アレ!?!?!?朝は普通だったの!?!?!?ええ!?!?!?!?そうなんだ!?!?!?よかったね!?!?!?!?!」

 

 

割とびっくりしていた

 

うちの先生はかなり頭が良いためか、診察時間を短縮させるためかもしくはその両方かでどうぶつの森の住民よろしく早口でときどき言葉が聞き取れないことがあるんですけど、

 

恐らく

「若いからなんとかなったのだろう」

「やはり水分が足りなかったということなのでしょう」

「深夜に懸命に水分補給をさせた結果でしょう、よく頑張ったと思います」

「ですがこの時間にこういったことをするのは人間にとっては大きな負担になりましたよね」

「恐らく猫にとっても同様です。なので、こういったことはやはり緊急時の対応としたほうが良いですね。毎日このような時間になるまで水分補給をしようとするのは現実的ではないですよね」

「でも本当によく頑張ったね…」

 

という感じだったと思います

ありがとよ…

 

そして最後に「こういうことあるんだね…」と関心ながら一応何かあったときのためにと私が要求した漢方を3日分用意し出してくれました ホントにな 驚きだよ しかもあのあと朝からまたニャスティバルで朝飯も食わねーで外に飛び出してったしな

 

普通に元気なんよ アイツ何?

 

なんとなくあの猫は弱りやすく治りやすい感じがすることを話したら先生も「一気にドカッと来てパッと治る感じがするよね」と苦笑いしながら返してくれました そうなんですよね…

 

体の不調からくるストレスが大きかったのかもしれない、とのこと

 

あとちょっと関係ないんですけど会計時に「病気の猫と病気の犬と、ちょっと向き合い方が違う」といった話もしてくれました

 

先生曰く「自分は犬が病気になったら『どうした?大丈夫か?何かあったか?』って感じだけど猫が病気になったときは、少し距離を取りながら観察して『うーん…』って考え込んでしまうというか、犬と比べて少し向き合い方が深くなる気がする」みたいなことを言ってて

 

私は犬はちょっと預かったくらいでしっかり飼育したことないんでわかんないんですけど、確かに猫の不調と向き合うって結構シビアな感情になるというか

 

まあ、犬だろうと猫だろうと大事な家族が不調だったら当然深く落ち込むものなんですけどね

 

でも確かにイメージとしても言われてみればそうなかもな と思いながら会計を済ませました

 

今はささみのスープを作って、先生に「塩を入れると喉が渇いて水をもっと飲みたくなるから、塩も忘れずに入れてね」というアドバイスを忘れずに塩を(ネットで調べた限りの)適(しているだろうと思われる)量を入れ、手作りのささみスープとちゅーるもどきをあげています

 

今のところ血尿や頻繁にトイレに行くといった行動は見られていません

 

でもこの猫、ささみスープ〜ちゅ〜るもどき添えて〜を器に入れて出すと飲まないくせに、私がそれをスプーンに入れて口元まで持っていくとしっかり食べるんですよね

 

この猫 何?

そんなにしっかり食うなら初めから器で食えば?

どういうつもり?

 

でもこの猫に振り回されるのと猫の体調不良に振り回されるのでははるかに前者のほうがマシなので、座卓の下とか押入れの中とか、提供するのに割とキツい姿勢をとらなアカン場所にいる彼奴(キャッツだけに♡)に明日もあさってもスプーンを運ぶことになるかもしれません

 

あー、治ってよかった…

本日頑張ったことは、以上です