やっほーねつきだよ。
今日も今日とてやすみなのに、なーんにもせずに寝てスマホ弄って1日が終わりました。こんな毎日でほんとにいいのか……?
明日も早番だし……。
さて。がんばったことかー
毎日頑張ってるけど……
そうだな、
『この本を盗む者は』
を、読み切ったことかな。
中々時間をうまく使えなくて読むの遅くなっちゃったけど、面白かったです!
あらすじとしては
“本の街”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めているが、深冬は本が好きではない。
ある日、御倉館から蔵書が盗まれたことで本の呪いが発動し、町は物語の世界に姿を変えてしまう。泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った深冬は、不思議な少女・真白とともにさまざまな物語の世界を冒険していくのだが……。
とまあこんな感じなんですが。
本の近くにいながら、本嫌いの主人公が本の中に入る……という構成が「おお……ありそうでなかったやつ」となって面白いです。ちょっと果てしない物語思い出すよね。
まあこの作品の1番の見所は……
作中に全く別の作品の冒頭が出てくるところ
かな。
主人公深冬が本の中(?)に入る際、その作品を最初だけでも読まなくてはいけなくて。
それで、それぞれジャンルも雰囲気も全然違う作品の冒頭が毎回丸っと書かれているんですよね。
それがまた、面白くて……。
しかも「おもしろ!」てなってのめり込みそうになったころに深冬が読むのをやめちゃって続き分からないんですよね。それがまた……良い焦らしなんよな〜!!!!
あと本読まない人ってここで読むのやめれんだ……という新鮮な驚きも得られます。拷問に思えるけどな……私には……。
あとあれだな、登場人物が変わらないのに、物語で役割が変わっていくのも面白かったな〜。
泥棒が入って本の世界に行くと、街が本の世界に変わっていて、街の住人全員が本の登場人物になるんですよね。だから深冬にとっての知り合いが皆豹変している、というおもしれ〜展開なんですけど。演劇みたいで新鮮みがあってねよかったです。えー……舞台で見たいじゃんな……。
て訳で、話の作りや設定はかなり目新しいものを感じました。やっぱ本っていいよね〜色んな書き方があってさ。面白い。
ただ、最後のまとめっていうか、オチがよく……掴みきれてなくて。ど、どゆことなの!?となりつつ……ま、ハッピーエンドならいいんだ。
ラスボスの正体がよく分からないとこなんかも何かしら意図があるんかな〜とは思うんだが……理解しきれてないなーてなってます。
あとホントに疑問なんだが、深冬が家に持ち帰った繁茂村の兄弟、どうなったん……???
まあ全体的にさら〜としてて軽くて読みやすいし、ここから色んなジャンルの小説読んでみたい!てなる感じがめちゃ良いですよね〜小説の入口としてかなり優秀に思えます。おすすめ。
映像で見たい場面いっぱいあるから映像化しないかな……。コミックにはなってたのでそれ買うのもありか……とはなってます。真白可愛すぎるからな。
そんな感じ。
じゃあ明日も早番なので寝ます!おやす〜